「3Gケータイ製造終了」「数年以内にに3G回線のサービスが終了」などガラケーユーザーはガラホ(4Gケータイ)やスマホへ移行を迫られてきています。
現在auで3Gガラケーを使っている人であれば、auで機種変更を検討している方も多いと思います。
ただ、そんなにデータ通信を使わない傾向にあるシニアユーザーであれば、auよりも低料金の格安SIMの方が向いている場合がほとんどです。
auには「UQモバイル」というグループ会社があり、UQモバイルではauよりも安く4Gケータイ(ガラホ)を使う事ができるので、「今auで3Gケータイを使っているけど機種変更しようかな」という方は節約の余地ありかもしれません。
格安料金で人気のUQモバイル♪
auよりUQモバイルの方がシニア向け
現在auで3Gケータイを使っている人であれば、そのままauでガラホ(4Gケータイ)やスマホへ機種変更する事を考えている方が多いと思います。
現在au側も2022年で3G回線サービスを終了したい=ガラケーからガラホやスマホへ機種変更して欲しいので、「初スマホ割」や「ケータイ→auスマホ割」など割引キャンペーンを打ち出しています。

しかし…
UQモバイルは「格安SIM版のau」
ご存知の方もいるかもしれませんが、auには『UQモバイル』というグループ会社があり、UQモバイルでは同じau回線が格安で利用できます。
UQモバイルは厳密には格安SIMではないのですが、ポジションとしては『格安SIM版のau』と言ってもいいと思います。
もちろんau側は出来れば多く料金を支払ってほしいのでわざわざ安いUQモバイルは案内しません(以前はauショップで乗換え希望者にUQモバイルを案内していたとか)が、我々ユーザー側からすればUQモバイルなら同じau回線を使えるのに料金が遥かに安いです。
特に端末の利用頻度が低い傾向のあるシニアユーザーの場合、大容量プランや完全かけ放題などを使わないケースが多いので格安SIMと相性が良かったりします。
[open title=”UQモバイルはショップ店頭で聞けるのが強い”]
シニアユーザーの中には「auは街中にショップがあるから分からない時に聞きに行ける。だから安心」という方も多いと思います。
事実ほとんどの格安SIMは、人件費削減のためショップなどでの対応はほとんどありません。
しかしUQモバイルは格安SIMの中でも数少ない『実店舗がある格安SIM』なので特にシニアユーザーに向いています。
なので「ショップで聞ける安心感」という意味でもUQモバイルはauに限りなく近くなっており、個人的には「経済的に余裕のある人」以外はUQモバイルでいいような気がします。
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auのケータイはUQモバイルで使える?
そもそも格安SIMでケータイが使えるのかという疑問もあると思いますが、UQモバイルやワイモバイルなどでは、一部のケータイ機種にSIMカードを差すことで安いプラン料金で使う事ができます。
UQモバイルの場合、UQ公式側で動作が確認されているケータイ機種を以下のページに記載しています↓
【UQモバイル公式で動作が確認されているケータイ機種一覧】
携帯会社 | 機種名 |
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・らくらくホン F-01M(富士通/要SIMロック解除) |
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・GRATINA 4G KYF31 (京セラ/要SIMロック解除) ・AQUOS K SHF33 (SHARP/要SIMロック解除) ・AQUOS K SHF32 (SHARP/要SIMロック解除) |
UQモバイル | ・DIGNO Phone (京セラ/SIMロック解除不要) |
auで購入したケータイ機種だと「GRATINA 4G KYF31」「AQUOS K SHF33」「AQUOS K SHF32 (SHARP)」の3機種のケータイであれば、UQモバイルのSIMカードを差せば使えるとの事です(ケータイのSIMロックを事前にauで解除しておく必要あり)
詳しくは上記のUQモバイル公式ページで確認してください💡
またUQモバイルは上記の「動作が確認できた機種」の他に、「動作が確認できなかった機種」も公式ページに記載してくれていました↓(親切ですね)
上記のページにはauのケータイ機種は記載されていませんでしたが、「動作が確認できた機種」にも「動作が確認できなかった機種」にも記載されていない機種は、自己責任という事になります。
auにもUQモバイルにもシニア向けケータイ機種がある
という事でUQモバイルとauの関係などはお分かり頂けたかと思いますが、次に両社の4Gガラケー(ガラホ)の機種を比較してます↓
携帯会社 | シニア向けガラケー機種 | 定価 |
au | AQUOS K SHF34 (SHARP/2017年12月15日発売) |
43,200円 |
かんたんケータイ KYF38 (京セラ/2018年7月27日発売) |
32,400円 | |
INFOBAR xv (au Design project/2018年11月29日発売) |
51,840円 | |
GRATINA 4G KYF37 (京セラ/2017年12月23日発売) |
32,400円 | |
MARVERA KYF35 (京セラ/2017年8月10日発売) |
43,200円 | |
TORQUE X01 (京セラ/2017年2月24日発売) |
43,200円 | |
ワイモバイル | DIGNO Phone (京セラ/2017年3月17日) |
20,844円 |
auはケータイ6機種とバリエーションがありますが、UQモバイルは『DIGNO phone』の1機種のみ。auで同じ京セラのケータイ『かんたんケータイ KYF38』とスペックを比較すると以下です↓
機能比較 | auの『かんたんケータイ』 | UQの『DIGNO phone』 |
見た目 | ![]() |
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メーカー | 京セラ | 京セラ |
発売日 | 2018年7月27日発売 | 2017年3月17日発売 |
カラー | ゴールド/ブルー/レッド | ホワイト/グレイ |
サイズ | 約51×115×17.9mm | 約51×113×16.7mm |
重量 | 約140g | 約130g |
バッテリー容量 | 1,500mAh | 1,500mAh |
CPU | MSM8909 1.1GHz/クアッドコア | MSM8909(1.1GHz)4コア |
ディスプレイ | 約3.4インチ TFT透過型 | 約3.4インチ FWVGA TFT液晶 |
カメラ | メイン:約800万画素 CMOS サブ:- |
メイン:約800万画素CMOS サブ:- |
防水/防塵 | (防水)IPX5/IPX8 (防塵)IP5X |
(防水)IPX5/IPX8 (防塵)IP5X |
大体同じようなスペックですね。auのケータイ6機種とUQモバイルのDIGNO phoneに関しては以下のページでそれぞれ解説しているのでそちらも参考にどうぞ↓


もちろん、これらの機種は全て4GLTEガラケーなので3G回線のサービスが終了しても使えますし、ケータイ型のAndroidなのでLINEやアプリも利用可能です。
auとUQモバイルのケータイ料金比較
UQモバイルとauは使っている回線同じで、販売しているガラホ(4Gガラケー)の機種も似ているのですが、料金面は全く違います。
以下はauで『かんたんケータイ KYF38』へ機種変更した時と、UQモバイルで『DIGNO phone』を分割購入した時の月額料金の内訳となります↓(月1GBの軽量データ定額に加入時)
『au』かんたんケータイ KYF38購入+データ定額プラン1GB時の料金内訳
かんたんケータイ KYF38本体価格 (32,400円) |
900円/月×36ヶ月 |
毎月割 | -450円/月×36ヶ月 |
スーパーカケホ (ケータイ/5分かけ放題) |
1,296円/月 |
データ定額1(ケータイ/1GB) | 3,132円/月 |
LTE NET | 324円/月 |
合計月額料金 | 5.202円/月 |
『UQモバイル』DIGNO phone購入+データ定額プラン1GB時の料金内訳
DIGNO phone本体価格 (20,844円) |
864円/月×24ヶ月 |
マンスリー割 | -864円/月×24ヶ月 |
プランS(3GB+5分かけ放題) | 3,218円/月 |
イチキュッパ割(1年間) | -1,080円/月×12ヶ月 |
合計月額料金 | 1年目:2,138円/月 2年目以降:3,218円/月 |
上記では月1GB以上のデータ容量+5分かけ放題付きでプランを組んだ場合の料金シミュレーションですが、UQモバイルとauには大きな料金差(Δ2,000~3,000円)があるのが分かると思います。
ガラケーで通話しか使わない場合はauの方が安い
ただし「4Gケータイで通話しか使わない(データ通信はほぼゼロ)」という使い方をする人の場合に限ってauの方が料金を安くできます。
auにはケータイ向けの二段階定額プラン『ダブル定額』があり、以下のようにデータ通信をほぼ使わない場合に限りデータプランの料金を540円まで抑える事ができます↓
かんたんケータイ KYF38本体価格 (32,400円) |
900円/月×36ヶ月 |
毎月割 | -450円/月×36ヶ月 |
「VKプランS 2年契約」 (無料通話1100円分/月) |
1,078円/月 |
ダブル定額(ケータイ) | 540円/月~4,536円/月(使った分だけ掛かる) |
LTE NET | 324円/月 |
合計月額料金 | 2,392円/月~6,388円/月 |
データ通信をほぼ使わなければ上記のようにダブル定額の料金が最低540円で使えるので、ケータイを最低料金2,392円で維持できます。
ただし月10MB以上データ通信を行うと一気に料金が上がってしまうので、LINEやネット、アプリを多少でも使うには全くお勧めできません。(目安:スマホで取った写真を5枚LINEで受信したら10MBくらい)
なので、「通話しかしない(2台持ちなど)」「緊急時や電話受け専用ケータイ」という人のみauの維持の方が安くなります。
『結論』普通にガラホ(4Gケータイ)利用なら料金面はUQモバイル > au
という事でここまでのUQモバイルとauの比較を以下にまとめたいと思います↓
- UQモバイルは「格安SIM版au」
- UQモバイルも店頭で問合せができる
- 取扱いガラホ(4Gガラケー)は両社とも有り(auの方が種類が多い)
- データ通信を少しでも使う(一般的な利用)ならUQモバイルの方が安い(約2,000~3,000円/月安い)
- 通話のみ利用の場合、auでダブル定額の方が安い(UQには二段階定額やガラケープランが無い為)
という事で一般的なガラケーの使い方(LINEやメール、アプリ、インターネット等)をするならUQモバイルへ乗り換え利用の方が大幅に安くなるのでお勧めです。
また、「通話のみしか使わないという人」や「完全かけ放題が使いたい人」はauでそのまま機種変更する方がいいでしょう。
格安料金で人気のUQモバイル♪