現在ドコモで販売中の「あんしんスマホ」は2022年2月発売のky-51B
2022年4月に発表された統計調査結果によると、2022年時点で60代の91%がスマホを所持&70代の70%がスマホ所持しているという統計結果も出ており、現在ではシニア層でもスマホは当たり前になってきています↓
情報源:シニアのスマホ所有率さらに上昇 60代9割、70代7割を超える (モバイル社会研究所)
とは言えスマホに慣れていない人がいきなり一般向けのスマホを使うのにはハードルも高い部分も多く、そんなニーズからドコモではシニア向けの「らくらく・あんしん」シリーズというスマホを取り扱っています↓
公式:ドコモのシニア向け機種一覧
らくらくホン・あんしんスマホ
特にドコモでは定番中の定番「らくらくスマートフォン」が何度もマイナーチェンジを繰り返して発売されており有名ですが、そんな中2022年4月24日にシニア向けの「あんしんスマホ」という機種を新たに発売しています。
定番のらくらくスマートフォンと言えばメーカーが富士通(現”FCNT” / 元”富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社”)で有名なのに対して、「あんしんスマホ KY-51B」のメーカーは”京セラ”となっており、京セラの初めてのドコモ向けスマホとして発売された製品という点にも注目のJAPAN MADEのスマホとなっています。
「あんしんスマホと「らくらくスマホ」との違い:どっちを買うべき?性能&機能比較
またドコモではシニア向けのケータイ・スマホとして似たような名前の「らくらくホン(携帯型)」「らくらくスマートフォン(スマホ型)」も取り扱っており、「らくらくスマホ」と混同している人も多いと思います。
特にスマホ型のシニア向け機種としては「らくらくスマートフォン」と「あんしんスマホ」は名前も立ち位置もかなり似ています。
ドコモでシニア向けスマホを検討している方のほとんどが、
「”あんしんスマホ” と “らくらくスマホ”って何が違うの?」
「スマホデビューや機種変更するなら”あんしんスマホ” と “らくらくスマホ”どっちがいいの?」
と迷ってしまうと思います。
なので、全く同じタイミングでドコモで発売された「あんしんスマホ KY-51B」と「らくらくスマホ F-52B」の性能や機能、価格等を以下の表にまとめて比較してみました↓
【あんしんスマホ VS らくらくスマホ比較表】
2機種比較 | あんしんスマホ KY-51B |
らくらくスマートフォン F-52B |
外観 | ||
カラー | ピンクゴールド/ネイビー | ピンク/ホワイト/ネイビー |
発売日 | 2022年2月24日 | 2022年2月24日 |
端末定価 (税込) |
41,976円 | 51,744円 |
メーカー | 京セラ(kyosera) (メーカー製品ページ) |
FCNT(富士通コネクテッド) (メーカー製品ページ) |
ドコモ製品ページ | あんしんスマホ KY-51B | らくらくスマートフォン F-52B |
画面サイズ | 約6.1インチTFT FHD+(1080×2400) |
約5.0インチ (Full HD+/有機EL) |
OS | Android 11 (Android 12対応予定) |
AndroidTM 11 |
本体サイズ | 約161×約71×約8.9(最厚部約10.1)mm | 約143(H)×約70(W)×約9.3(D)mm |
重量 | 約171g | 約153g |
バッテリー容量 | 4500mAh | 3400 mAh |
カメラ性能 | ・アウトカメラ:約4800万 (F値1.8) ・インカメラ:約800万 (F値2.0) |
・アウトカメラ:約1310万画素/約190万画素 ・インカメラ:約810万画素 |
SIMスロット | nanoUIM | nano UIM |
CPU | Qualcomm® Snapdragon 480 2.0GHz+1.8GHz オクタコア |
Snapdragon 480 2.0GHz + 1.8GHz オクタコア |
RAM/ROM | ・RAM:4GB ・ROM:64GB |
・RAM:4GB ・ROM:64GB |
防水/防塵 | IPX5/8 IP6X | IPX5/8 IP6X |
5G対応 | 〇(5G/4G) | 〇(5G/4G) |
生体認証 | 〇(指紋認証/顔認証) | 〇(指紋認証) |
ワンセグ | – | 〇 |
おサイフケータイ (FeliCa) |
〇 | 〇 |
FMチューナー | 〇 | 〇 |
あんしんスマホとらくらくスマホの違いをまとめると以下です↓
〇あんしんスマホの方がらくらくスマホより本体価格が1万円程安い
〇あんしんスマホの方が画面が1.1インチも大く約6.1インチの大画面=文字等がが見やすい
〇メーカーは「JAPAN MADE」の京セラ / らくらくスマホは富士通
〇バッテリー容量が4500mAhなので長持ち
〇ダブルの生体認証を搭載している(指紋認証&顔認証)
☓カメラは1眼(らくらくは2眼)
☓18gほど重い
☓ワンセグは観れない(らくらくはワンセグ対応)
「あんしんスマホ」の方が画面が大きくバッテリー容量も多いので、「文字が大きい方が見やすくていい」「スマホで動画もみたい」というユーザーには「あんしんスマホ」の方が向いています。
ちなみにドコモの定番のシニア向けスマホ「らくらくスマートフォン」シリーズに関しては以下のページで詳しくまとめているので、検討中の方は参考にしてみて下さい↓
ドコモの「あんしんスマホ ky-51b」のシニア向けの特長や便利機能
という事で肝心のドコモの「あんしんスマホ ky-51b (2022年発売機種)」の外観や性能面・機能面について詳しく見ていきましょう↓
あんしんスマホ最大の特長は6.1インチという「見やすい大画面」⇒動画視聴メインでも使いやすい
先述の通りあんしんスマホは同じくドコモのシニア向け定番スマホ「らくらくスマートフォン」に比べてもディスプレイサイズが大きく、約6.1インチの大画面で文字やアイコン、写真などを見やすく表示してくれますし、その割に片手でも持ちやすいサイズ感となっています。
ワンタッチで通話発信可能&受信時には光ってお知らせ
またスマホのホーム画面に分かりやすく機能のアイコンが並ぶ「かんたんホーム」というデザインになっている他、画面下部によく使う連絡先への通話ボタンを3つ登録できる「ワンタッチボタン」によって、一発で電話をかけることも可能です。
他にもスマホ本体の下に「電話」「ホーム」「メール」の3つのボタンが搭載されており、電話やメールの着信時には光って通知してくれるので分かりやすいです。
通話機能を多数搭載:通話後録音や迷惑電話対策も
シニアは特に通話の利用頻度が高いという事で、あんしんスマホには通話に関する便利機能が多数搭載されています。
通話開始から最大60分の通話内容を録音&通話終了後に保存して後から確認できる「通話後録音」や、着信に気が付きやすいように「でか着信音・でかバイブ」機能も搭載されています。
他にも近年増加傾向にある「オレオレ詐欺・振り込め詐欺」や迷惑電話等を防止する「迷惑電話対策」も搭載されており、電話帳に登録されている人以外からの着信&発信の際に注意を促し未然に防ぎます。
スマホの困りごとサポート機能も充実
スマホを初めて使うなら最もハードルに感じるのが「使い方が難しそう」という部分でしょう。
あんしんスマホなら「スマホの健康診断」など多数のサポート機能が搭載されており「インターネットがつながらない」など、スマホトラブルの解決をお手伝いします。
他にもホーム画面を右に進むと、お役立ち機能やサービスを掲載した京セラのスマホサイト「使い方ナビ」が表示されるのでワンタップでたどり着けます↓
また、そもそもスマホ内のサポート機能までたどり着けない場合も想定してか、スマホの基礎から活用法まで、わかりやすく解説した「使い方ガイドブック」も付属されているのでご安心を。
他にもメーカーである「京セラ」の公式製品ページで「動画でわかるガイド」として複数の使い方動画が載っているので、ブックマークして確認しておくのが良いと思います↓
4500mAhのバッテリー容量や落下に強いタフさ
他にも1眼ではありますが4800万画素のカメラを搭載していたり、カメラをかざすと植物の名前を調べたり、外国語を翻訳してくれる「Googleレンズ」も使えたりと、カメラを楽しめるようにもなっています。
バッテリー容量が4,500mAhと大容量で、充電を忘れても結構電池が持つタフさもあります。(参考値:らくらくスマートフォンが3,400mAh)
他にも防水・防塵機能や耐衝撃性も確保されているので、スマホ故障で最も多い「スマホ落下で故障」でも壊れにくい耐衝撃に対応しているので長く使いやすいです。
また防水機能によってスマホをアルコール除菌シートや泡ハンドソープを含ませた布などで洗うこともできますよ。
スペック情報の参考:仕様一覧(京セラ)
あんしんスマホならLINEが使える
特にガラケー型の「らくらくホン」などではLINEが使えないという大きなデメリットがありますが、スマートフォン型の「あんしんスマホ」であれば問題なくLINEを使うことが可能です↓
確認のためドコモに問い合わせてみましたが、「スマホ型の”あんしんスマホ”は問題なくにLINEが使える」との回答を頂きました。
ドコモで「あんしんスマホF-52B」契約時の端末価格と最終的なスマホ料金はいくら?
ここまででドコモの「あんしんスマホ F-52B」の機能面がお分かりいただけたと思いますが、問題は料金面ではないでしょうか。
現在ドコモで販売している「あんしんスマホ F-52B」を購入した時の最終的な月額スマホ代がいくらになるのかをシミュレーションしてみました↓
「あんしんスマホ F-52B」購入時の月額料金
2022年に発売された「あんしんスマホ F-52B」の本体定価は41,976円(税込)となっており、料金プランは2023年にドコモが一新した廉価プラン「irumo(イルモ)」を契約した場合の月額料金&3年間の合計支出は以下の金額になります↓
【あんしんスマホ F-52B 購入時の月額料金例】
機種代金(あんしんスマホ F-52B) | 1,144円/月×36か月 (本体定価:41,976円) |
料金プラン:irumo(イルモ) | 2,167円/月 (月容量3GBプラン) |
通話オプション:加入なし | 0 |
(月額料金) | (1~36か月目):月額 3,333円 (37か月目~):月額 2,167円 |
(3年間合計支出) | 119,988円 |
※全部税込表記
あんしんスマホ F-52Bは「5G WELCOME割」の対象機種
またドコモでは「5G WELCOME割」という端末値引きキャンペーンを実施しており、5G対応の指定機種を購入して、他社からドコモへの乗りかえだと16,500円の割引が適用されます。
「あんしんスマホ F-52B「は5G対応機種なので問題なく「5G WELCOME割」の割引対象なのでご安心を。
他社から乗り換え(MNP)で5G で16,500円割引
料金プランは廉価プランの「irumo」がお勧め
先述の通り2023年にドコモは料金プランをリニューアルしていますが、「あんしんスマホ F-52B」の場合、頻繁に動画やアプリを使う場合を除いては「irumo」という廉価な料金プランを選択するのがお勧めです↓
ドコモの料金プラン「irumo」は月データ容量0.5GB/3GB/6GB/9GBの4種類のプランがあります↓
利用可能データ量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
国内通話料 | 22円(税込)/30秒 | |||
ネットワーク | ドコモの4G/5Gネットワーク | |||
利用可能データ量超過後 | 送受信時最大128kbps | 送受信時最大300kbps | ||
かけ放題オプション: | +1,980円(税込)/月 | |||
5分通話無料オプション: | +880円(税込)/月 |
※全部税込表記
公式:irumo公式サイト
4種類のデータ容量のどれにするか迷うかもしれませんが、後からプラン変更も可能なのでまずは「irumo 3GBプラン」で契約するのが無難だと思います。(前述の料金シミュレーションもirumo 3GBプランで計算しています)
2023年にリニューアルされたドコモの料金プランについてはドコモのYouTube公式チャンネルの解説動画が分かりやすいので載せておきます↓
裏技:中古のあんしんスマホを安く買ってドコモに持ち込んで節約
前述の通りあんしんスマホの本体価格は4万円台と結構いい値段するのでもう少し安くしたいところですが、あまり知られていませんが「あんしんスマホ本体だけ他で安く購入⇒ドコモに持ち込んで契約」という節約方法も利用可能です。
新品はAmazonなどで探しても定価とほぼ同じ価格なので微妙ですが、Yahooオークションやメルカリ、楽天ラクマ、PayPayフリマなどで中古や未使用品なら結構安い本体(3万円台)もありました↓
上記はメルカリでの出品ですが、ほぼ新品レベルの中古品で3万円ほどでした。あんしんスマホの本体は出品数は少ないですが、状態によっては定価よりも1万円以上安く入手することもできる可能性があるので、各プラットフォームで探す価値はあると思いますよ↓
Yahooオークションで「あんしんスマホ F-52B」を探す
PayPayフリマで「あんしんスマホ F-52B」を探す
メルカリで「あんしんスマホ F-52B」を探す
楽天ラクマで「あんしんスマホ F-52B」を探す
ちなみに、他の機種でもドコモに持ち込んで使う事は可能ですが、ドコモでは3G回線サービスが2026年3月末で終了するので、持ち込むならXi対応機種にしましょう。(間違ってFOMA機種は持ち込まないように)