シニア層に人気の携帯機種「らくらくホン」の場合だと、Xi対応の2017年発売の「らくらくホン F-01J」と2019年発売の「らくらくホン F-01M」の2機種は2026年4月以降も通信可能です。
逆にそれ以前の「らくらくホン」機種の場合だと、2026年3月末で通信不可になるので早めに機種変更した方がよいですね💡
LINEが使えないなどの問題はありますが、機種変更しても月額料金は3千円弱くらいで利用可能ですよ。
ドコモのガラケー「らくらくホン」はいつまで使える?⇒Xiの「F-01M」「F-02J」以外のFOMA機種は2026年3月末の3G終了以降はつかえなく
「らくらくホンが使えなくなるらしい」という話を聞いて調べている人も多いかと思いますが、ドコモでは2026年3月31日をもって3G回線のサービス終了を発表しています。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、第3世代移動通信方式の「FOMA®」および携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス「iモード®」を、2026年3月31日(火曜)に終了いたします。
3G回線のサービス終了によって、ドコモで3G回線だけしか対応していない機種(FOMA)は3G回線終了後は通信不可能な箱となってしまいます。(電源や操作は可能ですが通話不可&ネットに繋がらない状態に)
らくらくホンもXi対応の「F-01M」「F-02J」以外のFOMA機種は通信不可でつかえなくなる
「らくらくホン」は人気シリーズなので以下の表にあるようにかなり多くの機種が発売されていますが、らくらくホンシリーズの中で3G回線終了後に使えるのは最新機種の「らくらくホン F-01M (2019年発売機種)」と「らくらくホン F-02J (2017年発売機種)」の2モデルのみとなっています↓
【らくらくホンシリーズとサポート&3G回線終了日の一覧表】
らくらくホン機種 | 販売状況 | 発売日 | 修理・サポート対応 | 3G回線の終了 (~2026年3月31日) |
らくらくホン F-01M (Xi) |
〇販売中(2023.8時点) | 2019年11月22日 | 未定 | 〇(継続利用可) |
らくらくホン F-02J (Xi) |
×(販売終了) | 2016年12月14日 | 2023年8月末で終了 | 〇(継続利用可) |
らくらくホン ベーシック4 F-01G (FOMA) |
×(販売終了) | 2014年10月4日 | ×(対応終了) | × (2026年3月末の3Gサービス終了で通信不可に) |
らくらくホン8 F-08F (FOMA) |
2014年9月12日 | |||
らくらくホン ベーシック3 F-08C (FOMA) |
2011年4月22日 | |||
らくらくホン7 F-09B (FOMA) |
2010年7月23日 | |||
らくらくホン6 F-10A (FOMA) |
2009年8月7日 | |||
らくらくホン ベーシックⅡ F-07A (FOMA) |
2009年4月9日 | |||
らくらくホンⅤ F884iES (FOMA) |
2008年8月1日 | |||
らくらくホンベーシックS F883iS (FOMA) |
2008年5月19日 | |||
らくらくホンIVS F883iESS (FOMA) |
2008年4月17日 | |||
らくらくホン プレミアム F884i (FOMA) |
2008年4月14日 | |||
らくらくホンⅣ F883iES (FOMA) |
2007年8月17日 | |||
らくらくホンベーシック F883i (FOMA) |
2007年4月13日 | |||
FOMAらくらくホンⅢ F882iES (FOMA) |
2006年9月1日 | |||
らくらくホン シンプル D880SS (FOMA) |
2005年12月16日 | |||
FOMAらくらくホンⅡ F881iES (FOMA) |
2005年8月19日 | |||
FOMAらくらくホン F880iES (FOMA) |
2004年9月4日 |
また3G回線終了によって通信不可になる以外にも、機種によってドコモでの「サポート・修理」に対応してくれる期間にも終わりがあります。
特に古いらくらくホンの場合、ドコモでサポートや修理が終了してしまっている機種も多く、もし壊れてしまった場合に対応してもらえない可能性が高いです。
「3G回線のサービスが終了して通信自体不可になる」の他にも「修理やサポートが打ち切られる期日」もチェックを
「らくらくホン」は人気シリーズなのでマイナーチェンジで複数の機種がある
⇒らくらくホンの機種によって「3G回線の終了後も使えるか」や「修理・サポートの終了日」が異なる
らくらくホン F-01MとF-02J以外なら早めに機種変更推奨
まず現在使っている「らくらくホン」が「らくらくホン F-01M (2019年発売機種)」「らくらくホン F-02J (2017年発売機種)」の2モデル以外かどうかを確認してみて下さい。
もし「F-01M」でも「F-02J」でもない古い機種の場合、2026年3月末の「3G回線のサービス終了」以降は使うことができない(通信・通話ができない)状態になってしまうので早めにXi対応の機種へ機種変更する事をおすすめします🎵
同じらくらくホンへ機種変更の場合は、最新機種の「らくらくホン F-01M」へ機種変更すれば、3G回線終了後も問題なく使い続けることができるのでお勧めです↓
また、らくらくホン以外のシニア向けの「らくらくシリーズ」への機種変更を考えている場合は、ドコモには「らくらくスマートフォン」や「あんしんスマホ」があるのでシニア向けスマホへ機種変更するのもアリだと思います↓
参考:ドコモのシニア向けスマホ「らくらくホン・あんしんスマホ」シリーズを確認する
特に人気の「らくらくスマートフォン」シリーズに関しては別ページでも詳しく解説しているので参考になれば幸いです↓
らくらくホンでLINEは使える?⇒ガラケー型のらくらくホンでは使えないので注意
ドコモにはシニア向けの「らくらくシリーズ」という括りの機種があり、2023年時点では以下のように携帯型の『らくらくホン』とスマホ型の『らくらくスマートフォン』『あんしんスマホ』があります。
しかし携帯型の「らくらくホン」ではLINEは使えない点には注意が必要です。
LINEと言えば現代の定番のコミュニケーションツールなので使いたい人も多いと思いますが、もしLINEを使いたいならスマホ型の『らくらくスマートフォン』か『あんしんスマホ』にしましょう。
シニア向け「らくらくシリーズ」の中のスマホタイプ「らくらくスマートフォン」シリーズに関しては以下のページで詳しく解説しているので、LINEが使いたい方は参考に検討してみて下さい↓
LINE以外にもガラケー型の「らくらくホン」はスマホと違って以下の注意点もあります↓
アプリ追加ができない
おサイフケータイが使えない(キャッシュレス決済が不可)
またドコモには他のケータイ機種として「AQUOSケータイ」や「arrowsケータイ」などがありますが、こちらならケータイ型で5G対応でLINEが使えるのでお勧めです。(詳しくは以下のページで解説しています。)
ドコモの定番シニア向けケータイ『らくらくホン』の最新モデルは「F-01M」
ここからはドコモの定番のシニア向けケータイ機種『らくらくホン』シリーズについて、種類や料金面、機能面を解説していきます。
「らくらくホン」はかなり知名度が高いドコモの携帯機種ですが、携帯初心者や高齢者層向けに人間工学に基づき設計されたユニバーサルデザインの携帯電話機種となっています。
らくらくホンは20年以上も続く携帯電話のベストセラー
らくらくホンの歴史はかなり古く、初代製品は1999年に「らくらくホン P601es」が発売されて20年以上も続く携帯機種のベストセラーです。
らくらくホン”の中でも20回以上もマイナーチェンジを繰り返し、その度に後ろのバージョンを示す英数字(型番)が変わっており、2016年末のマイナーチェンジで4G(Xi)に対応したガラホとなっています。
型番のFはメーカーである富士通のF&後ろの数字はバージョンとなっており、(現在は富士通⇒富士通コネクテッドテクノロジーズ⇒FCNTと名前が変わっています)
【歴代らくらくホン一覧(型番&発売日)】
機種 (型番) | 発売日 | 通信形式 |
らくらくホン (P601es) | 1999年10月27日 | mova |
らくらくホンⅡ (F671i) | 2001年9月1日 | |
らくらくホンⅡS (F671iS) | 2002年9月6日 | |
らくらくホンIII (F672i) | 2003年9月5日 | |
FOMAらくらくホン (F880iES) | 2004年9月4日 | FOMA (3G) |
FOMAらくらくホンⅡ (F881iES) | 2005年8月19日 | |
らくらくホン シンプル (D880SS) | 2005年12月16日 | |
FOMAらくらくホンⅢ (F882iES) | 2006年9月1日 | |
らくらくホン ベーシック (F883i) | 2007年4月13日 | |
らくらくホンIV (F883iES) | 2007年8月17日 | |
らくらくホン プレミアム (F884i) | 2008年4月14日 | |
らくらくホンIVS (F883iESS) | 2008年4月17日 | |
らくらくホン ベーシックS (F883iS) | 2008年5月19日 | |
らくらくホンV (F884iES) | 2008年8月1日 | |
らくらくホン ベーシックⅡ (F-07A) | 2009年4月9日 | |
らくらくホン6 (F-10A) | 2009年8月7日 | |
らくらくホン7 (F-09B) | 2010年7月23日 | |
らくらくホン ベーシック3 (F-08C) | 2011年4月22日 | |
らくらくホン8 (F-08F) | 2014年9月12日 | |
らくらくホン ベーシック4 (F-01G) | 2014年10月4日 | |
らくらくホン F-02J | 2016年12月14日 | Xi (4G) |
らくらくホン F-01M | 2019年11月22日 |
国内で最も知名度の高い携帯と言っても過言ではないのかも💡
そして現在ドコモで販売しているらくらくホンはXi(4G)に対応した「らくらくホン F-01M」ですね。
参考:
らくらくホン F-01M | 富士通(メーカーページ)
らくらくホンの開発コンセプトと機能
らくらくホン F-01Mを購入した時の月額料金や本体価格はどのくらい?
次に気になるのがらくらくホンを購入した時の毎月のドコモから請求されるケータイ料金ではないでしょうか。
特に現在携帯を資料している人であれば、比較的安価な料金で使えていると思いますので、らくらくホンに機種変更して月額料金が高くならないかは不安ですよね。
最新の「らくらくホン F-01M」の本体価格は4万円弱と結構高め
現在ドコモで販売している最新機種『らくらくホン F-01M』の本体価格は以下のように4万円弱と結構いい値段します。
【ドコモのシニア向けらくらくシリーズ&ガラケー機種の本体価格一覧】
ケータイ機種 | 本体価格 |
らくらくホン F-01M (2019年11月22日発売) |
39,600円 |
らくらくスマートフォン F-52B (2022年2月24日 発売) |
51,744円 |
あんしんスマホ KY-51B (2022年2月24日 発売) |
41,976円 |
DIGNO(R) ケータイ カメラレス KY-43C (2023年4月17日 発売) |
17,490円 |
DIGNO(R) ケータイ KY-42C (2023年3月10日 発売) |
17,490円 |
DIGNO(R) ケータイ ベーシック KY-41B (2021年6月3日 発売) |
18,480円 |
AQUOSケータイ SH-02L (2019年2月8日発売) |
31,680円 |
比較として他のドコモのXi対応のケータイ機種の本体価格も並べてみましたが、ドコモのケータイ機種は大体3~4万円くらいの本体価格となっていました。
ドコモでらくらくホン F-01Mへ機種変更時の月額料金シミュレーション
そしてドコモでらくらくホン F-01Mへ機種変更した時の月額料金もシミュレーションしてみました↓
月100MBのケータイプラン(携帯機種専用プラン)
5分までかけ放題オプションを付ける
らくらくホン本体代金は36回分割で購入
【らくらくホンF-01M契約時の月額料金シミュレーション】
機種代金:らくらくホン F-01M (定価39,600円) |
1,100円/月×36カ月 |
ケータイプラン(月容量:100MB) | 1,507円/月 |
dカードお支払割 | -187円/月 |
音声オプション「5分通話無料」 | 770円/月 |
(合計月額) | (1~36か月目):月額3、190円 (36カ月目~):月額2,090円 |
(3年間の総支出額) | 114、840円 |
上記のように、本体代と5分までかけ放題が付いて月額3千円ちょっとといった感じで、スマホへ機種変更するよりもプラン料金分安くなっています。
ドコモではケータイ機種専用の料金プランとして「ケータイプラン」という月100MBのデータ通信まで可能なプランがあり、こちらは「2年契約」にすると月額1,320円まで安くすることも可能です。(「縛りなし契約」に対して「2年契約」にすると月187円ほど安くなります)
裏技:らくらくホンを安く買ってドコモに持ち込みという方法も
前述の通りらくらくホンの本体価格は4万円弱と結構いい値段するのですが、「らくらくホンだけ他で安く購入⇒ドコモに持ちもんで契約」という節約方法も利用可能です。
新品はAmazonなどで探しても定価とほぼ同じ価格なので微妙ですが、Yahooオークションやメルカリなどで中古や未使用品なら結構安い本体(2万円台)もありました↓
ちなみに、3G回線が終了間近なので、持ち込むならXi対応機種である「F-01M」を探しましょう。(間違ってFOMA機種は持ち込まないように)