3G回線のサービス終了まで残り数年となり、現在3Gケータイを使っている人にとってはそろそろスマホやガラホ(4Gケータイ)へ機種変更を迫られる時期かもしれません。
現在ソフトバンク(やドコモau)でガラケーを使っている人であれば、同じキャリア内でガラホ(4Gケータイ)やスマホなどへ機種変更するのが一般的だと思います。
ただ、そんなにデータ容量を使わないシニア層であれば、格安SIMの方が向いている事がほとんどです。
今回はソフトバンクと、そのグループ会社のワイモバイル(格安SIM版ソフトバンク)で4Gケータイ利用時の料金などを比較していきたいと思います。
もし現在ソフトバンクで4Gケータイへ機種変更を検討しているのであれば、かなりの節約が可能かもしれませんよ♪
安いソフトバンク=ワイモバイル♪
ソフトバンクよりワイモバイルの方がシニア向け
現在ソフトバンクで3Gケータイを使っている人であれば、そのままソフトバンクでガラホ(4Gケータイ)やスマホへ機種変更する事を考えている方が多いと思います。
現在ソフトバンク側も3G回線サービスを終了したいので、ガラケーからガラホやスマホへ機種変更して欲しいので、「ガラケータダで機種変更プログラム」など割引キャンペーンを打ち出しています。

ワイモバイルは「格安SIM版ソフトバンク」
しかしご存知の方もいるかもしれませんが、ソフトバンクには『ワイモバイル』というグループ会社があり、ワイモバイルでは同じソフトバンク回線を格安で利用できます。
ワイモバイルは厳密には格安SIMではないのですが、ポジションとしては『格安SIM版のソフトバンク』と言ってもいいと思います。
もちろんソフトバンク側は出来れば多く料金を支払ってほしいので案内しませんが、ワイモバイルの方が同じソフトバンク回線を使えるのに料金が遥かに安いです。(スマホデビュー時の料金の比較は後述)
シニアほどワイモバイル(格安SIM)の方が向いている
特に超大容量プランなどの必要ないシニアユーザーであれば、割高料金なソフトバンクでスマホやガラホを使うよりも、安いワイモバイルなどの格安SIMへ乗り換えて使い続けた方がお勧めです。
特にワイモバイルは数少ない「ケータイ向けプラン」と「実質0円のガラケーセット購入可能」な格安SIMとなっており、通話しか使わない人以外はワイモバイルでガラケーを使った方が料金は安くなります。
ワイモバイルはショップで聞けるのが強い
シニアユーザーの中には「大手キャリアは街中にショップがあるから分からない時に聞きに行ける。だから安心」という方も多いと思います。
直接スタッフがその場で見て説明してないと不安だと思いますし、事実多くの格安SIMでは人件費削減などの理由から実店舗での対面相談は出来ません。
しかしワイモバイルは格安SIMの中でも数少ない『実店舗がある格安SIM』なので特にシニアユーザーに向いています。特に2019年前半にはソフトバンクショップでワイモバイルの取扱いが開始されています。
なので「ショップで聞ける安心感」という意味でもワイモバイルはソフトバンクに限りなく近くなっており、個人的には「ギガ放題が使いたい人」か「経済的に余裕のある人」以外はワイモバイルでいいような気がします。
ソフトバンクにもワイモバイルにもシニア向けケータイ機種がある
という事でワイモバイルとソフトバンクの関係などはお分かり頂けたかと思いますが、次に両社の4Gガラケー(ガラホ)の機種を比較してます↓
携帯会社 | シニア向けガラケー機種 | 定価 |
ソフトバンク | DIGNOケータイ2 (京セラ/2018年1月発売) |
47,520円(税込) |
AQUOSケータイ2 (SHARP/2016年10月発売) |
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かんたん携帯9 (SHARP/2016年2月発売) |
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ワイモバイル | DIGNOケータイ2 (京セラ/2018年1月発売) |
36,828円 |
AQOUSケータイ2 (SHARP/2016年10月発売) |
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Simply (セイコーソリューションズ/2017年12月発売) |
上記のようにソフトバンクもワイモバイルも取り扱っているガラケーの機種はほぼ同じなのが分かります。(各ガラホ機種の詳細は以下のページで解説しています↓)
の本体画像-e1690606487166-300x138.jpg)

勿論これらの機種は4Gガラケーなので3G回線のサービスが終了しても使えますし、ケータイ型のAndroidなのでLINEやアプリも利用可能です。
ソフトバンクとワイモバイルのケータイ料金比較
ワイモバイルとソフトバンクは使っている回線も、販売しているガラホ(4Gガラケー)の機種もほぼ同じなのですが、料金面は全く違います。
以下は両社で人気ガラケー機種『DIGNOケータイ2』を分割購入した時の月額料金の内訳となります↓(月1GBの軽量データ定額に加入時)
『ソフトバンク』DIGNOケータイ2購入+データ定額プラン1GB時の料金内訳
DIGNOケータイ2の本体価格 | 1,320円/月×36ヶ月 |
「ガラケータダで機種変更プログラム」割引 | -1,320円/月×36ヶ月 |
スマ放題ライト (5分までかけ放題) |
1,296円/月 |
データ定額ミニ(1GB) | 3,132円/月 |
ウェブ使用料 | 324円/月 |
合計月額料金 | 4,752円/月 |
『ワイモバイル』DIGNOケータイ2購入+データ定額プラン1GBの料金内訳
AQUOSケータイ2の本体価格 | 1,512円×24ヶ月+頭金540円 |
端末割引 | -1,296円×24ヶ月 |
スマホプランS (月3GB+10分かけ放題) |
3,218円/月 |
ワンキュッパ割(1年間) | -1,080円/月×12ヶ月 |
合計月額料金 | 1年目:2,354円/月 2年目以降:3,434円/月 |
月額料金ではソフトバンクとワイモバイルでかなり違っているのが分かると思います。
特にソフトバンクでは軽量データ定額プラン「データ定額ミニ1GB」だけで1GBで月2,900円もかかっているのに対して、ワイモバイルは「プランS」で月3GBに「10分までかけ放題」までついて同額と、料金が結構違っています。
ガラケーで通話しか使わない場合、ワイモバイルでもソフトバンクでも料金はほぼ同じ
だたし「4Gケータイで通話しか使わない(データ通信はほぼゼロ)」という場合には、二段階定額プランにする事でソフトバンクでもワイモバイルでも以下のように月額料金はほぼ変わりません↓
ワイモバイルで完全に通話しか使わない場合のケータイ料金
AQUOSケータイ2本体価格 | 1,512円×24ヶ月+頭金540円 |
端末割引 | -1,296円×24ヶ月 |
ケータイプランSS | 1,008円/月 |
ベーシックパック | 324円/月 |
パケット定額 (二段階定額) |
0~4860円/月 (使った分だけ掛かるプラン) |
合計月額料金 | 1,548円/月~6,408円/月 |
ソフトバンクで完全に通話しか使わない場合のケータイ料金
DIGNOケータイ2本体価格 | 1,320円/月×36ヶ月 |
端末サポート(月月割) | -830円/月×36ヶ月 |
通話定額ライト基本料(ケータイ) (5分までかけ放題) |
1,296円/月 |
データ定額S (4Gケータイ/二段階定額) |
0~4,536円/月 (使った分だけ掛かるプラン) |
合計月額料金 | 1,786円/月~6,322円/月 |
ソフトバンクの「データ定額S」、ワイモバイルの「パケット定額」という二段階定額プランは、以下のようにデータ通信量を使った分だけ料金が上がっていくプランになっています。
月約0.1GB程で上限の金額まで上がってしまうので通常は全くお勧めできないデータプランなのですが、もしデータ通信を全くしないのであれば、データプランの料金は0円で済むため、上記のように両社とも月額1,500円~2,000円で利用可能です。
2台持ちや緊急時専用や受け専用のケータイであれば、ソフトバンクでもワイモバイルでもこれくらいの料金で利用可能です。
『結論』一般でガラホ(4Gケータイ)利用なら料金面はワイモバイル > ソフトバンク
という事でここまでのソフトバンクとワイモバイルの比較を以下にまとめます↓
- ワイモバイルは「格安SIM版ソフトバンク」
- ワイモバイルも店頭で問合せができる(一部ソフトバンクショップでも可)
- 取扱いガラホ(4Gガラケー)は両社ともほぼ同じ
- 料金面は通話のみの場合は二段階定額でほぼ同じ(1,500~2,000円/月)
- データ通信を少しでも使う(通常利用)ならワイモバイルが安い(約1,500円/月安い)
ということで通話専用ガラケーならどちらでも月額1,500~2,000円ですが、一般利用ならワイモバイルが月1,500円ほど安いのでソフトバンクで機種変更するよりも節約になります。
両社とも完全かけ放題がある
ちなみにソフトバンクには「カケホ」という完全かけ放題の通話プランがありますが、ワイモバイルにも「スーパー誰とでも定額」という完全かけ放題になる有料オプション(+月額1,000円)があります↓
また60歳以上であれば、ワイモバイルの完全かけ放題オプションが永久無料になる『ワイモバイル通話ずーっと0円』キャンペーンもあるので併用するのが◎です。

ワイモバイルは格安SIMの中でも唯一”完全かけ放題”が使える格安SIMなので、仕事でもプライベートでも「よくケータイから発信する」という人向けの数少ない格安SIMなのでお勧めです。
安いソフトバンク=ワイモバイル♪