大手3キャリアのスマホユーザーの月額料金の平均は8,000前後と言われているのをご存知でしょうか?
以前ならガラケーで安く済んだのに、最近ではガラケーの代わりに”ガラホ”と呼ばれるガラケー型のAndroidしか販売しておらず、ガラケーに比べても料金も結構するんですよね。
「もう通話とメールしか使えなくていいから安くしてほしい」
というニーズも実は結構多いのですが、そんな人に向いているのが「プリペイド携帯」です。
今回はソフトバンクで販売している『シンプルスタイル』と呼ばれるプリペイド携帯(プリペイドスマホ)について、システムや料金面を解説していきます。
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ソフトバンクの『シンプルスタイル』のプリペイド携帯って何?⇒現在は「Simply
スマホや携帯電話と言えば、ドコモやau、ソフトバンクで契約して毎月携帯料金が請求されるのが一般的だと思います。
しかしソフトバンクには『シンプルスタイル』と呼ばれるプリペイド式の携帯やスマホが存在します↓
2023年現在でソフトバンクで販売しているプリペイド式の機種は4Gケータイ型の『Simply(シンプリー)』とスマホ型の『Libero3(リベロ3)』の2機種となっています。
プリペイドなので前払いでチャージして、使った分だけギガ減っていくタイプですね。「必要最低限だけのギガを購入する」という事で無駄がなく料金もキッチリ管理できるのがメリットです。
ソフトバンクのプリペイド携帯・プリペイドスマホ『シンプルスタイル』の機種一覧
先述の通り、現在ソフトバンクで取り扱っているプリペイド機種「シンプルスタイル」は、以下の携帯1種+プリペイドスマホ1種の合計2機種となっています。それぞれの機種について見ていきましょう↓
ソフトバンクのプリペイド携帯『Simply(603SI)』
ソフトバンクで現在取り扱っているプリペイド型携帯は以下の1機種で、ソフトバンク定番のストレートタイプの『Simply(603SI)』があります↓
ちなみにSimplyは2017年12月発売のモデル”603SI”となっており、旧モデル”602SI”は現在は販売していません。(Simply 603SIはワイモバイルでも取扱い有)
ちなみに、以前は折りたたみ型携帯『DIGNO-ケータイ』と『301Z』もプリペイドの「シンプルスタイル」のラインアップにありましたが、現在は携帯はストレートタイプの「Simply」1種となっています。
参考までに、プリペイド携帯ではありませんが「DIGNOケータイ」はワイモバイルでも取り扱っています↓
ソフトバンクのプリペイドスマホ『Libero3』
ソフトバンクの「シンプルスタイル」で取り扱っているプリペイド型のスマホは現在、2020年9月に発売されたLiberoシリーズの最新モデル『Libero 3』があります↓
ちなみに2015年時点ではプリペイドスマホには前モデルの「Libero 2」や「iPhone5」「BLADE Q+」などもラインナップにありましたが、現在はスマホはこの1機種となっています。
ちなみにプリペイド携帯型の『Simply』ではLINEアプリは使えませんが、スマホ型の『Libero』シリーズではLINEは当然利用可能です。
2019年11月12日でシンプルスタイル(3Gケータイ/3Gスマホ)の新規受付を終了⇒現在は4G対応の2機種の取扱い
5Gサービスの延長で旧回線の3G回線のサービスを縮小するソフトバンクは、2019年11月12日をもって「シンプルスタイル(3Gケータイ)」と「シンプルスタイル(3Gスマホ)」の新規受付を終了します↓
2019年11月12日(火)をもって、シンプルスタイル(3G ケータイ)、シンプルスタイル(3G スマートフォン)の新規申し込み受け付けを終了いたします(USIM単体契約含む)。
2019年11月13日(水)以降、電話番号有効期間が終了し、自動解約となった場合、シンプルスタイル(3G ケータイ)、シンプルスタイル(3G スマートフォン)の再申し込みはできません(すでにご加入中のお客さまは、電話番号有効期間内に新しいプリペイドカードをご登録いただければ、これまで通りご利用いただけます)。
以前は3G対応のプリペイド機種もありましたが、5G対応の関係でソフトバンクは3G回線を2024年1月でサービス終了に合わせて、3G対応のプリペイド機種「Libero 2」もシンプルスタイルから外れています。
『ソフトバンクのシンプルスタイル』プリペイド携帯の料金システムと価格
「プリペイド = Prepaid = Pre(事前に)paid(払う)」という名称からも分かるように、通常のスマホや携帯料金と違って、最初に携帯の本体代とチャージ分だけ支払えば、それ以降は再チャージ以外には料金がかからないのが特徴です。
たとえばソフトバンクのシンプルスタイルのプリペイド携帯『Simply』という機種の場合、最初にソフトバンクのショップ(オンラインショップでも)で6,578円を支払う事で、4000円分がチャージされます↓
つまりSimplyの端末代は差額の2,578円しか掛からないという事ですね。
現在も「毎月〇GBで月額△円」といった料金プランが主流ですが、最近ではauの新ブランド「povo(ポヴォ)」が完全トッピング制の料金プランを導入したことでも話題になりましたが、必要最低限のギガ分だけ都度購入する「プリペイド式」の料金体系もかなり見直されてきてきています。
シンプルスタイルのプリペイド携帯1種と、プリペイドスマホ2種の初期費用と端末価格は以下です↓
プリペイド携帯機種名 | 初期費用 | 初期費用の内訳 (端末価格+チャージ分) |
Simply(603SI) (携帯型/2017年12月発売) |
6,578円 | 本体代+チャージ分4,000円付 |
Libero 3 (スマホ型/2020.9発売) |
24,200円 | 本体代+チャージ分10,000円付 |
(スマホ型/2017.9発売) |
22,550円 | 12,550円 (チャージ分10,000円) |
10,800円 | 6,800円 (チャージ分4,000円) |
|
6,458円 | 2,458円 (チャージ分4,000円) |
プリペイドスマホ型の「Libero」シリーズは、端末代が高いのと初期チャージ分の金額が大きいので最初に2万円以上かかってしまいますが、携帯型の『Simply』では使えないLINEがスマホ型の『Libero』シリーズでは可能な点はメリットです。
その後、4000円(スマホは10,000円)のチャージ分から事務手数料3,000円+消費税+ユニバーサルサービス料が差し引かれ、残りの金額を消費して通話やネットが使えるという訳ですね↓
利用料金 | |
基本使用料 | 無料 |
通話料 | 全国一律9.43円/6秒 |
メール定額料 | 286円/最大30日間 |
TVコール | 15.24円/6秒 |
データ通信(64K/UDI) | 15.24円/6秒 |
通話料は無料通話がないので、発信時は6秒ごとに9.63円の通話料が発生する点にはご注意を。(受信時は通話料発生しません)
ホントにシンプルで、必要になったらリチャージする事で何度でも使えます。
参考:プリペイドカードを購入しリチャージ | SoftBankサポート
使いすぎた場合にはチャージが0になって使えなくなるだけなので、「使いすぎて高額な請求になった」というトラブルの心配が一切ないのが利点です。
通話料金は高いので発信時はかけすぎ注意!だけど受けるだけならリチャージも不要
ちなみに発信時に発生する通話料金は一般の通話料金よりも高く1分で約94円ほどかかります。(通常は1分44円ほどなので通常の倍の通話料)
例えば5,000円分のチャージを全部発信に使った場合、53分くらいで使い切ってしまうので、コスパは良いとは言えませんね。
ただ、発信ではなく受信(受話)であれば料金は一切かからないので、チャージ分が0になっても相手からの電話を受けることが可能です。
しょっちゅう通話するような人には向いていませんが、たまに通話したり、受けがほとんどと言う人であれば、最低限必要な料金しかかからないので節約になると思います。
ソフトバンクのプリペイド携帯の注意点:1年間リチャージしないと自動で解約に
ソフトバンクのシンプルスタイルのプリペイド携帯は前記の通り「通話とメールはそんなに使わない&最低現使えればいい」という人にとってうってつけですが、注意点もあります。
チャージした残高に関しても2~4ヶ月の有効期限があるので、発信できる状態を維持するためには最低でも2か月ごとのリチャージが必要になります。
またチャージ残高の有効期限が切れると「電話番号有効期間」となり、そこから1年間リチャージが無い場合には自動解約となるので注意が必要です。
前記の通りこの状態でも通話を受ける事は可能ですが、この条件があるので1年経つ前にリチャージしないと解約されてしまいます。
ソフトバンクのプリペイド携帯の注意点:現在は最低利用期間も違約金も完全撤廃されているのでご安心を
また以前は「1年間の最低利用期間と19,800円の違約金」があったのですが、現在は「最低利用期間」も「契約解除料」も完全撤廃されているのでご安心を。
以前はシンプルスタイルのプリペイド携帯の契約から1年以内にMNPや解約をすると、違約金が19,800円もかかるという縛りがあったのですが、2019年の法改正以降はしっかり撤廃されています。
シンプルスタイル(プリペイド携帯電話)をご契約から1年以内に解約(MNPによる解約を含む)した場合、契約解除料[19,800円]が必要となります。
ここまでをまとめると、ソフトバンクのプリペイド携帯&プリペイドスマホ『シンプルスタイル』は以下のような人に向いています。
ほぼメールと通話しか使わない
通話は受けるのが多く、自分から発信する事は少ない
ただ、チャージした残高には2~4ヶ月という有効期限があるので、常に発信できる状態にするためには最低でも2か月ごとのリチャージが必要になります。
受信(受話)の場合には残高は0でも可能=1年に1回チャージすれば「電話番号有効期限」が維持されるので、通話を受けるのがメインの人にとってはかなりコスパは良いと思います。
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