2020年以降IoTに対応する次世代の5G回線をドコモauソフトバンク共に進めていますが、それに伴って3G回線のサービス終了を大手キャリアが発表しています。
スマホユーザーであればそんなに問題ではないのですが、3G回線のみを使っているガラケーユーザーは3G回線終了で通話もメールもインターネットも使えなくなってしまうので死活問題だと思います。
私の両親もauで何年も前に買ったガラケーを使い続けていますが、3G回線終了と共にガラケーが使えなくなってしまうので、ガラケーからスマホデビューするか困ってしまいます。
またiPhone5sなど一部のスマホでも通話機能などが使えなくなるので、スマホユーザーも要確認です。
ドコモauソフトバンクの3G回線終了予定日
私たちがスマホやガラケーで通話やインターネットなどを使えるのは、大手キャリアのドコモauソフトバンクがインフラを整えてくれているからに他なりません。
しかしその回線も世代交代の時期で、2020年を目処にサービスが開始される『5G回線』と同時に、現在ガラケーと一部スマホの通話に使っている『3G回線』のサービスの終了が進行しています。
2024年時点で確認されている3G回線の3キャリアのサービス終了予定日は以下となっています↓
【大手3キャリアの3G回線のサービス終了スケジュール】
携帯会社 | 3G回線のサービス終了時期(予定) |
2026年3月31日(金)に3Gサービス終了予定 | |
2022年3月末で終了(現在終了) | |
2024年1月下旬をもって3Gサービスを終了(現在終了) |
情報源:
「FOMA」および「iモード」のサービス終了について <2019年10月29日>
auの3Gサービスが終了するんですか? | auサポート
3Gサービス終了のご案内 | SoftBank公式
大手3社とも具体的な3G回線サービス終了日を発表していますが、
「最も早いのがauで2022年3月末 ⇒ 約2年後にソフトバンク ⇒ その約2年後にドコモ」
という順番に約2年ごとにサービスが終了しており、2024年現在はauとソフトバンクの3G回線サービスが既に終了し、残すはドコモのみとなっています。
3G回線が終了するとどうなるの?使えなくなるガラケー機種と一部スマホも通話ができなくなる
では実際に3G回線のサービスが終了すると、何が出来なくなるのでしょうか。
3G、4G、5Gの”G”はgeneration(世代)の略で、回線の世代が新しくなっていくにつれて品質が上がっていきます。しかし、設備の関係上2020年を目処に5G回線がスタートすると、現行で最も古い3G回線を切捨てる必要が出てきます。
iモード・WIN対応のガラケーは完全終了に
現在3G回線を使っているサービスは
携帯会社 | 3G終了で使えなくなるサービス |
iモード対応のドコモケータイ(ガラケー) | |
CDMA 1X WIN対応機種 |
なので、これらのいわゆるフィーチャーフォン、ガラケーは完全に通話もメールもインターネットも利用する事が出来なくなります。画面の表示などはもちろん可能ですが、通信が一切不可になるので事実上携帯の意味がなくなります。
特に私の両親などシニア世代には、未だ昔のガラケーを使い続けているユーザーは結構な割合います。
3G回線のサービスが終了した瞬間から連絡が取れなくなるので、今のうちにスマホに移行してもらうのか何らかの手を打っておく必要があります。
ガラホは大丈夫!3G終了で使えなくなるガラケーの機種一覧
ちなみに、現在大手キャリアで販売されているガラケーと呼ばれるものは、見た目がガラケーの形の4GLTEケータイ、ガラホなどと呼ばれているものなので、3G回線サービスの終了後も引き続き使えるので問題ありません。
今回の3G回線終了で完全に使えなくなるのは、具体的には以下の機種との事です↓
『auで利用できなくなる機種一覧』
auケータイ | CA001、CA002、CA003、CA004、CA005、CA006、CA007、CAY01、E02SA、E03CA、E05SH、E06SH、E07K、E08T、E09F、E10K、EY01K、EY02K、EY03K、F001、H001、HIY01、HIY02、K001、K002、K006、K007、K009、K011、KYX02、KYX03、KYX04、KYY03、KYY06、KYY08、KYY09、KYY10、NS01、NS02、P001、PT003、S001、S002、S003、S004、S005、S006、S007、SA001、SA002、SH001、SH002、SH003、SH004、SH005、SH006、SH007、SH008、SH009、SH010、SH011、SHY01、SOX01、SOX02、SOY01、SOY02、SOY03、SOY04、SOY05、T001、T002、T003、T004、T005、T006、T007、T008、TSX04、TSX05、TSX06、TSY01、W32H、W32S、W41CA、W41H、W41S、W41SH、W42CA、W42H、W42S、W42SA、W43CA、W43H、W43K、W43S、W43SA、W44K、W44S、W44T、W45T、W46T、W47T、W51CA、W51H、W51K、W51P、W51S、W51SA、W51SH、W51T、W52CA、W52H、W52K、W52P、W52S、W52SA、W52SH、W52T、W53CA、W53H、W53K、W53S、W53SA、W53T、W54S、W54SA、W54T、W55SA、W55T、W56T、W61CA、W61H、W61K、W61P、W61PT、W61S、W61SA、W61SH、W61T、W62CA、W62H、W62K、W62P、W62S、W62SA、W62SH、W62T、W63CA、W63H、W63K、W63S、W63SA、W63SH、W63T、W64K、W64S、W64SA、W64SH、W64T、W65K、W65S、W65T |
かんたんケータイ | K003、K004、K005、K008、K010、K012、PT001、PT002、W62PT |
mamorino | KYY01 (mamorino)、KYY02 (mamorino2)、KYY05 (mamorino3) |
auスマートフォン | E30HT、E31T、E31TF、EIS01PT、IS01、IS02、IS03、IS04、IS05、IS06、IS11CA、IS11LG、IS11N、IS11PT、IS11S、IS11SH、IS11T、IS12F、IS12M、IS12S、IS12SH、IS12T、IS13SH、IS14SH、IS15SH、IS17SH、ISW11F、ISW11HT、ISW11K、ISW11M、ISW11SC、ISW12HT、ISW13F、ISW13HT、ISW16SH、KYY04、SHX11、SHX12 |
iPhone | iPhone 4s |
データ通信端末 | HID01、HID02、HID03、HID04、HWD06、HWD07、HWD08、HWD13、PTD05、W04K、W05K、W06K、W07K |
通信モジュール | WM-M200、WM-M200A、WM-M210、WM-M210A、WM-M300、WM-M320、KCMX-100、KCMV-200、KCMV-210、KCMV-310、KCMP、HWM02 |
その他 | AAT01MBM (ETBW11AA)、KYS11 (あんしんGPS)、SP01 (PHOTO-U)、SP03 (PHOTO-U2)、ZTS11 (PHOTO-U TV)、ZTS12 (PHOTO-U TV (8GBモデル)) |
参考:「CDMA 1X WIN」サービスの終了について | KDDI
「4G LTE」対応機種のうち「au VoLTE」非対応の機種
auケータイ | SHF31 (AQUOS K) |
auスマートフォン | CAL21、FJL21、FJL22、HTL21、HTL22、HTL23、HTX21、KC01、KYL21、KYL22、KYL23、KYY21、KYY22、KYY23、KYY24、LGL21、LGL22、LGL23、LGL24、LGL25、PTL21、SCL21、SCL22、SCL23、SCL24、SHL21、SHL22、SHL23、SHL24、SHL25、SOL21、SOL22、SOL23、SOL24、SOL25、SOL26 |
iPhone | iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c |
なんとiPhone5sやiPhone5cも3G回線のサービス終了の影響で使えなくなるようですね。
一部VoLTE非対応スマホも音声通話が不可に
実は3G回線のサービス終了で使えなくなるのはガラケーだけではありません。
4GLTE対応スマホの中でも”VoLTE非対応”のスマホは、音声通話に3G回線を利用しているので、サービス終了と共に通話機能が使えなくなります。
なので、現在スマホを使っている人でも、今のスマホがVoLTE対応機種なのか非対応機種なのかは要確認です。
3G回線終了で4G LTE対応機種への機種変更推奨だが、問題は料金面の負担が大きい事
という事で、3G回線のサービスが終了するとガラケーやVoLTE非対応スマホは利用できなくなるため、大手キャリアでも4G・LTE対応機種への機種変更を推奨しています。
しかし、以下のページでも解説しているのですが、ガラケーに比べると現在販売しているガラホやスマホは料金面でかなり負担が大きくなります。
過去に4G回線登場時にも2G回線終了でギリギリまで2G回線を使っていたユーザーを対象とした、特典大きめのキャンペーンを実施しているので待ってみてもいいと思いますが、ランニングコストを考えると今のうちから格安スマホなどを視野に入れてもいいかもしれませんね。